緩和ケア病棟
緩和ケア病棟ボランティアについて
尾張北部医療圏緩和ケア病棟のご案内
希望する医療機関は、当院宛てにご連絡ください。
ご意見、ご不明な点がありましたら、がん診療連携センター 緩和ケア担当にご連絡ください。
〒507-8522 岐阜県多治見市前畑町5-161
地方独立行政法人岐阜県立多治見病院 がん診療連携センター 緩和ケア担当
代表番号 TEL:0572-22-5311
緩和ケア病棟について
緩和ケア病棟とは
緩和ケア病棟とは、厚生労働省の施設基準を満たし、緩和ケア専用の保険適応を受ける病棟のことです。一般病棟に比べ、患者さんがよりくつろいで過ごせるように、病棟が広く設計され、庭園やデイルームを備え、 病室もご家族と一緒に過ごせるようになっています。
・緩和ケア病棟と一般病棟との違い
(1)がん患者さんの、体や心のつらさを取ることが治療の目標である。
(2)苦痛を伴う検査や処置は最小限にする。
(3)患者さんやご家族のくつろげる庭園やデイルームがある。
(4)面会時間や外泊期間などの制限がない。(院内の規則に遵じて面会制限・禁止もあります)
(5)ご家族が過ごしやすい設備がある。
基本理念と基本方針

目標とするコンセプトと機能
コンセプト: 『第2の家』
岐阜県立多治見病院緩和ケア病棟は、「第2の家」を基本コンセプトとし、
(1)まずは第1の家である自宅で過ごせるようにすること(在宅療養の推進)
(2)自宅で過ごせないときには、第2の家として病棟で過ごせるようにすること(在宅療養の支援)を目指しています。
機能: 『ホスピス機能を有する急性期緩和ケア病棟』
最期の時期を当病棟で過ごすことだけを目標とするのではなく、症状を緩和した後に、患者さんの過ごしたい場所を相談し、 その療養の場所を調整してその人らしく過ごせるように支援することを、当院緩和ケア病棟の機能目標としております。
がんの早い時期に入院して、安心して家で過ごせるような体制を整え、病状によって過ごしたい場所が変わることにも対応できることを目指しています。
病棟のご案内
岐阜県立多治見病院緩和ケア病棟は、平成22年6月にオープンいたしました。
病棟は、8階にあり、全19床(無料個室10床、有料個室9床)です。病棟内には、屋上庭園・テラス・デイルームなどがあり、ご家族でくつろいでいただけます。
ご注意
緩和ケア病棟では患者さんとご家族が”第2の家”として静かに穏やかな時間を過ごしていらっしゃいます。プライバシー保護のため、無断での立ち入りはご遠慮ください。
病棟見学について
緩和ケア病棟見学及び説明のご希望については予約制となります。
連絡先
〒507-8522 岐阜県多治見市前畑町5-161
地方独立行政法人岐阜県立多治見病院 がん診療連携センター 緩和ケア担当
代表番号 TEL:0572-22-5311
病棟のご紹介(映像)
入院の対象
入院は、以下の3つの条件を満たしたうえで、緩和ケア外来診察を受けて決まります。
(1)患者さんとご家族が、がんにより体や心につらさを持ち、 緩和ケア病棟でのケアが必要と主治医が判断していること。
(2)患者さんとご家族が、緩和ケア病棟の性格 (→入院して行う治療 参照)を理解したうえで、入院を希望していること。
(3)患者さんとご家族が、病名・病状を理解しており、自らその希望を伝達できること。
(少なくとも病名については、告知されていることを原則とします。)
入院して行う治療 -緩和ケア病棟の性格について-
入院の目的によって行う治療はさまざまですが、基本的な病棟の性格は以下のとおりです。
(1)患者さんやご家族の、”苦痛に対する治療”が最優先される。
・点滴や検査は本当に必要な範囲内とし、患者さんが苦痛と感じている症状を取る治療が、優先して行われます。ご家族の苦痛に対しても、支援が行われます。
・病棟での時間の流れは、患者さんのペースにゆだねられます。入浴などの時間も、スタッフが決めるのではなく、患者さんの希望で決められます。
・家で過ごしているような安らぎを得られるように、スタッフは患者さんのご都合に合わせて仕事をします。
(2)”がんに対する治療”はしない。
・緩和ケア病棟入院中は、手術・抗がん剤・放射線治療などの、がんに対する積極的な治療は行いません。
・がんに対する積極的な治療をする場合には、一般病棟に転棟して行います。
(3)病状が落ち着いている場合には、退院することもある。
・苦痛が緩和された場合には、患者さんやご家族の希望により在宅療養やお近くの病院への転院をご提案することもあります。
入院の目的
緩和ケアでは、以下の4点から支援しています。
(1)つらさを取るための入院(症状緩和のための入院)
・がんにより何らかの苦痛を感じており、その改善のために必要とされる入院です。
・本当は家で過ごしたいのに、何らかの症状があるために不安があり、まだ家で過ごす自信が無いとか、 家で療養できない状態になったときに緩和ケア病棟へ再入院できるように、一度入院しておいてから家で過ごしたいと思われる患者さんも対象となります。
・入院の目標は、つらさが改善することであり、達成できれば退院となります。
(2)生活する場所をととのえるための入院(療養の場の調整のための入院)
・患者さん、ご家族と現在の病状や今後の見込みについて踏まえた上で、今後の療養の場について相談し、訪問診療や訪問看護などの在宅療養体制を整えたり、生活の場として介護施設を手配したりします。
退院後も地域医療機関との連携を図って、生活の場を支えていきます。
(3)在宅療養中の休息のための入院(レスパイト入院)
・がんによる在宅療養中に、患者さんやご家族が疲労して、その苦痛を改善するための休息をとる入院 (在宅医療機関からの依頼に限ります)です。
・原則として、2週間程度の休息がとれることを入院目標としています。
(4)最期を穏やかに過ごすための入院(看取りのための入院)
・病状が安定していれば、在宅での療養を手配したり、ご自宅に近い病院への転院を手配しての退院も検討いたします。
入院するには
(→「緩和ケア病棟への入院手順」 参照)
・緩和ケア病棟へ入院するためには、当院緩和ケア外来の受診が必要です。緩和ケア外来は、医師からの紹介がないと予約できません。
・診察を受けている医師に、入院の希望についてお伝えし、当院地域医療連携センターを通じて、緩和ケア外来受診の予約をお取りください。
当院通院・入院中の患者さんは、各主治医が直接、外来予約を取ることができます。
・予約をした後、医師からの紹介状を持参のうえ、当院緩和ケア外来を受診してください。
入院の適応があるかどうかを受診後に判断し、ご説明いたします。
ご意見、ご不明な点がありましたら、がん診療連携センター 緩和ケア担当ご連絡ください。
連絡先
〒507-8522 岐阜県多治見市前畑町5-161
地方独立行政法人岐阜県立多治見病院 がん診療連携センター 緩和ケア担当
代表番号 TEL:0572-22-5311
緩和ケア病棟への入院手順
・緩和ケア病棟の入院には、緩和ケア外来の受診が必要です。
・患者さんとご家族の希望があることが必要です。
当院の患者さんの場合
・主治医にご相談ください
・主治医からの依頼※を通じて、がん診療連携センター緩和ケア担当が外来の日程を調整いたします。
※主治医は、がん診療連携センター緩和ケア担当にご連絡ください。「緩和ケア外来依頼箋」の記載が必要となります。
当院以外の患者さんの場合
・主医療連携を通じた外来予約が必要です。
・予約時に、緩和ケア内科だけでなく該当科への紹介もお願いする場合もあります。その際も、医療連携を通じて該当科の外来予約をお願いします。
・予約枠は毎週火曜日の13時、14時の完全予約制です。
■予約受付時間:平日月~金:9時~16時、FAXでの受付となります。
各医療機関の緩和ケアチームへの相談をご検討ください
各医療機関の緩和ケアチームに相談をされ、全人的な評価と対策などが検討さ れている場合は、予約・入院について優先して対応させていただきます。緩和ケアチームからの診療情報提供書も添付ください。提供書のない場合、優先対応はいたしません。

予約完了後、④の書類“緩和ケア外来受診のご案内(患者さん・ご家族用)”と、診療情報提供書(画像、採血データを含め)を、患者さんかご家族にお渡しください。
診療情報提供書がないと緩和ケア外来の受診はできません。
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