

プロフィール
1988年に入職し、がん化学療法看護認定看護師として働くスペシャリスト。
現在は化学療法センターで看護師長を務めている。
1988年に入職し、がん化学療法看護認定看護師として働くスペシャリスト。
現在は化学療法センターで看護師長を務めている。
スタッフボイス
看護師
インタビュースペシャリスト
化学療法センターの立ち上げに
関わり、専門性の高い看護を志す。
認定看護資格取得を経て、高め合える職場づくりを担う存在へ。
がん化学療法看護認定看護師について教えてください

薬の取り扱いや副作用についての深い知識を持ち、抗がん剤治療のマネジメントを行うのが「がん化学療法看護認定看護師」の仕事。私は化学療法センターという、外来で抗がん剤治療を受ける患者さんのための部屋で働いています。専門知識を持つ看護師として、他の看護師や病棟からの抗がん剤についての問い合わせに答えたり、後輩に知識を伝えたりする役割に加えて、抗がん剤の副作用に対してできることがないかを他の看護師と一緒に探し、薬剤師、専従の医師、管理栄養士、歯科衛生士などに繋ぐ役割もあります。
がん化学療法看護認定看護師を選んだきっかけを教えてください

現在勤務している化学療法センターの立ち上げに携わったことが始まりでした。その後センターで勤務する中で、自分の行ったケアで「救われたよ」と言ってくださった患者さんがいらしたんです。それが強く印象に残っていて。「もっと知識を深めて、患者さんのためにできることをしたい」と思い認定看護師を目指しました。多治見病院には2022年現在、私を含めて3人のがん化学療法看護認定看護師がいて、他のがんに関する認定看護資格を持つ看護師も勤務しています。センター立ち上げから今までを通して、少しずつがん看護の充実が進んでいることを実感しています。
これからの目標を教えてください

認定看護資格の3回目の更新が数年後にあるので、まずはそれに向けて日々の業務を頑張りたいです。そしてもう一つは、高い看護の質を保ちながら、ここで働いてくれる看護師さんのやりがいのある職場作り、働きやすい職場作りを続けていくことです。毎朝のカンファレンスでは、薬剤師、専従の医師、管理栄養士、歯科衛生士と看護師が集まり、患者さんの治療についてそれぞれの専門的な意見を建設的に出し合える環境があります。そこで生まれる有意義な時間を患者さんに還元していきたいと思っています。