当院の医療設備のご案内
当院の医療設備のご案内
当院では、患者さんにより良い医療を提供するため、様々な医療設備を導入しています。
手術支援 ロボット「ダビンチ」

令和6年4月稼働
繊細に動かすことのできる4つのアームを備えた「ダビンチ」は、腹腔鏡手術を支援する内視鏡下手術支援ロボットですダビンチには、「低侵襲」「高機能」「確実性が高い」という3つのメリットがあります。ダビンチを用いた手術は、鉗子を挿入する小さな穴を数か所開けて行うため、開腹・開胸手術に比べ傷跡が小さくなり、術後の痛みは軽く、回復も早い傾向があります。機能性においては、ロボットならではの自由度の高い動きができるため、繊細かつスムーズな動作が可能。また、患者さんの体内を3Dで、かつ肉眼の約10〜15倍に拡大して見ながら手術を行うことができ、今まで以上に確実な剥離や切除が可能に。呼吸器、心臓、消化器、泌尿科、婦人科などの疾患において保険適用されています。
ハイブリッド手術室

令和6年4月稼働
ハイブリッド手術室とは、X線による血管造影装置を備えたカテーテル室と清潔度の高い手術室を組み合わせたものです。大きなメリットは、血管内治療と外科的手術を同時に行えることです。患者さんの負担が軽減するほか、血管内治療から外科治療に迅速に変更ができるため、先進的な手術を安全に実施することが可能となります。ハイブリッド手術室の設置により導入可能となったのが、TAVI(経カテーテル的大動脈弁置換術)です。従来の開胸手術は人工心肺を用いて心臓を一時的に停止して行うため、体への負担が大きいことが課題でした。TAVIは開胸せず、人工心肺も用いず、大動脈弁位に人工弁を植え込む手術で、脚の付け根などを数cm切開して行うため、体への負担が小さいことが特徴です。早期の退院・社会復帰が期待できます。
手術支援ロボ「ROSA」

手術支援ロボ「ROSA」は、加齢により生じる膝の痛みを軽減する手術をサポートしてくれる機械です。これまではさまざまな点が術者の経験に委ねられていましたが、ロボットの使用により、骨を削る角度や人工関節の装着などを正しい位置へと数値で導くことができ、より安全な手術が可能になります。
血管撮影装置(Artis Q.zen)血管撮影室2

令和6年4月稼働
以前導入していた血管撮影装置よりも線量を低減できるようになりました。またカテーテルアブレーションのための3Dガイディングアプリケーションやフレキシブルなアームポジショニングが可能となったこと、高精度ハイパワーX線管が採用されたことで、さまざまな体厚の患者さんでも、透視や撮影で高いコントラストの画像を撮影することが可能となり、患者さん、医療従事者の負担の軽減や放射線被ばくの低減が可能となっています。
CT(SOMATOM Force) CT室2

令和6年4月稼働
被ばく量が少なく、高速撮影と高精細画像の撮影を両立させたCT検査装置です。
2対のX線管球-検出器システムを搭載し、超高速撮影により患者さんの息止め時間を大幅に短縮させることができます。さらにこれまでのCT検査と比べ被ばく線量も造影剤使用量も低減が可能で低侵襲なCT検査を実現する装置です。
高精度放射線治療システム(米国バリアン社製 True Beam)

平成30年4月稼働。
増大するがん患者に良い医療を提供するため、2016年9月から行っていました、放射線治療棟(高精度放射線治療センター)の増築および高精度放射線治療統合システム一式の増設が完了いたしました。
高精度放射線治療装置2台体制で、前立腺がん、脳腫瘍、頭頸部の腫瘍、脊髄腫瘍、肺がん、肝がんなどの疾患を対象として、高精度かつ低侵襲の放射線治療を実施できます。
心臓血管撮影装置(シーメンス社製 Artis Zee BC PURE)

平成30年4月稼働
3D画像生成技術を有し、画質の高画質化、画像取得の迅速化・多様化が実現し、診断・治療に非常に有益な装置です。
不整脈の代表的な治療方法であるカテーテルアブレーションのサポートアプリケーションを搭載していて、透視画像上に3Dの解剖学的情報を重ね合わせることで、手技の精度、安全性の向上が期待できます。
高画質のレベルを落とすことなく、患者さん及び医療従事者の放射線被ばくの低減が可能となっています。
Spy GlassTMDS

当院で導入した新型胆道内視鏡(Spy GlassTMDS : Boston Scientific社製)は優れた操作性と画質をもつデジタル内視鏡であり、胆道内を細かく観察したり、胆管の中を見ながら治療をすることができます。また、この新型胆道内視鏡は直径が3.6㎜と非常に細く、胆道の治療で普段使用する内視鏡の中に通すことができるため、患者さんの負担は増えません。
電気水圧衝撃波結石破砕装置

電気水圧衝撃波結石破砕装置は1-2㎜の細いプローブの先端から高電圧スパークによる衝撃波を発生させることにより結石を破砕します。新型胆道内視鏡と組み合わせて使用することにより、従来の内視鏡治療では取り除くことができなない胆道結石を取り除くことができるようになりました。
血管撮影装置(シーメンス社製 Artis zee BA Twin VC21)

平成28年4月稼働。
3D画像生成技術を有し、画質の高画質化、画像取得の迅速化・多様化が実現し、治療に非常に有益な装置です。
特に、脳血管治療に有利であり、また下肢動脈において画質が鮮明で、治療を迅速かつ容易に行うことが可能です。
高画質のレベルを落とすことなく、患者さん及び医療従事者の放射線被ばくの低減が可能となっています。
マンモグラフィ装置(シーメンス社製 MAMMOMAT Inspiration)

平成26年4月稼働。
マンモグラフィトモシンセシス機能を搭載し、乳房の断層撮影が可能になりました。
また、PRIMEテクノロジーにより、最大約30%の被ばく線量低減を実現しました。
MRI撮影装置(シーメンス社製 MAGNETOM Aera)

平成26年1月稼働。
1.5テスラのMRI撮影装置です。高画質でスピーディーな検査が可能となります。オープンボアデザインにより、明るく開放的な検査空間を提供します。また、重症や肥満、脊柱後弯など特殊なニーズを抱える患者さんの検査にも対応できます。
超音波画像診断装置・穿刺治療システム(東芝メディカルシステムズ社製 Aplio500)

平成25年12月稼働。
新画像エンジンを搭載した超音波画像システムです。腹部エコーにおいては、より小さな病変を発見することが期待できます。また、あらかじめ取得したCTやMRIのデータを、超音波のスライス面にリアルタイムに表示することができます。関心部位を超音波、CT/MRIで同時に観察することにより安全で確実な処置が可能になります。
特に、肝がんに対しては腫瘍の状態と肝臓の機能に応じて、超音波ガイド下に経皮的ラジオ波焼却療法を施行しており、新規超音波画像診断装置の導入によってさらに腫瘍描出能が向上し、より安全で的確な治療が行えるようになります。
骨密度測定装置(ホロジック社製 Discovery A)

平成25年5月稼働。
現在骨粗鬆症の診断および治療効果の判定に最も多く利用されているデキサ法を用いた骨密度測定装置です。日本骨粗鬆症学会ガイドラインに従った撮影(腰椎、大腿骨正面)を行い、日本骨代謝学会の診断基準に基づいた評価が可能です。また、日本骨代謝学会承認の腰椎、大腿骨の診断基準値をもつ装置です。
高精度放射線治療システム(バリアン社製 Novalis Tx)

平成25年4月稼働。
主にがん治療に使用します。強度変調放射線治療、定位放射線治療が可能で、正確な位置に照射を行うためのX線やCT画像を利用した画像誘導技術も搭載されています。装置から出る放射線を絞り込むマルチリーフが最薄部で2.5mmとなっており、より照射範囲にフィットした形状にすることが可能です。また、呼吸による動きが大きな部位の治療に有効な呼吸同期照射システムも備えています。
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