人工膝関節置換術のための手術支援ロボの導入と、あらゆる症状に対応する当院の整形外科をご紹介します。
整形外科|副院長兼整形外科部長 高津 哲郎
手術支援ロボを導入し、治療をより安全に
整形外科では主に交通事故や転倒などの外傷に対する治療と、ご高齢の方に多い膝や腰の痛み、しびれを緩和するための治療を行っています。今回導入した手術支援ロボ「ROSA」は、加齢により生じる膝の痛みを軽減する手術をサポートしてくれる機械です。これまではさまざまな点が術者の経験に委ねられていましたが、ロボットの使用により、骨を削る角度や人工関節の装着などを正しい位置へと数値で導くことができ、より安全な手術が可能になります。
![整形外科 副院長兼整形外科部長 高津 哲郎 写真](https://www.tajimi-hospital.jp/wp-content/uploads/2022/11/220719tjmh_ph-181_.jpg)
若手医師が伸びやかに学べる環境づくりを
ロボット導入もその一環ですが、若手スタッフに初期的~専門的な技術・知識を得られる場所を提供し、成長を支えることも私の役目だと考えています。一緒に手術に入って知識を伝えていくことはもちろん、カンファレンスという話し合いの場を多く設けることで、整形外科医にとって大切なレントゲンなどの画像診断をはじめとしたさまざまな相談を受ける機会を作っています。わからないことを気楽に聞ける環境づくりをこれからも続けていきたいです。
![ROSA写真](https://www.tajimi-hospital.jp/wp-content/uploads/2022/11/220719tjmh_ph-148_.jpg)
地域医療を担う三次救急病院として
三次救急病院である当院では、患者さんの社会復帰をサポートするための仕組みとして、地域のリハビリ病院や開業医の先生と「地域連携パス」というチームを結成。その中で、急性期治療・リハビリを経て回復期病院への転院、そしてかかりつけ医に戻るまでの対応を年間150~200件ほど行っています。また当院には手の外科を専門とする先生や、骨軟部腫瘍を専門とする先生が在籍しており、整形分野での幅広い診察が可能です。今後もチーム一丸となって、地域を支える医療に取り組んでまいります。