ダビンチには、「低侵襲」「高機能」「確実性が高い」という3つのメリットがあります。ダビンチを用いた手術は、鉗子を挿入する小さな穴を数か所開けて行うため、開腹・開胸手術に比べ傷跡が小さくなり、術後の痛みは軽く、回復も早い傾向があります。機能性においては、ロボットならではの自由度の高い動きができるため、繊細かつスムーズな動作が可能。また、患者さんの体内を3Dで、かつ肉眼の約10〜15倍に拡大して見ながら手術を行うことができ、今まで以上に確実な剥離や切除が可能に。呼吸器、心臓、消化器、泌尿科、婦人科などの疾患において保険適用されています。
「ダビンチ」とは?
繊細に動かすことのできる4つのアームを備えた「ダビンチ」は、腹腔鏡手術を支援する内視鏡下手術支援ロボットです。医師がサージョンコンソールと呼ばれる操作ボックスの中でロボットを遠隔操作します。
ダビンチを導入することで、治療が地域で完結できるようになります。泌尿器科では、前立腺全摘除術、腎部分切除術、膀胱全摘除術においてダビンチを導入する予定です。まずは手術を安全に実施することを徹底し、他の術式にも拡大していけたらと考えています。