海外ボランティアとこれからの事

今回取材させていただいたのは、救命救急センターに勤務する、永津葉子看護師です。今年の7月からカンボジアにある、日本のNPO法人が運営する病院にてボランティアの看護師として活動される予定です。
永津看護師の思いや、将来のキャリアビジョンについて聞いてきました。

永津看護師写真

海外への思い
以前から海外への興味があり、海外ボランティア等、一度行ってみたいなと考えてはいましたが、子育て等がありタイミングが合いませんでした。また機会に恵まれなかったこともあり、これまで実現しませんでした。しかし、今回機会をいただき、子どもも高校生になったことで家族からもサポートを受け背中を押される形で、NPO法人の運営する現地病院のボランティアスタッフとして、参加することとなりました。

ボランティアをすること
昔から海外でのボランティアに興味はありましたが、「母としての自分」、「看護師としての自分」はあるけれど、それを外した自分個人として、ここに存在する理由ってなんだろうって思うことがあるんです。その存在する理由が見えてくるのではと思ったんです。
またボランティアとして無給で看護を行うのですが、「海外に行くこと」、「ボランティアとして見返りを求めず奉仕すること」で、今後の人生において違う観点で見えてくるものがあるんじゃないかと思っています。

職場を離れること
部署の仲間や看護部長からは快く送り出していただきました。また救命救急センターにはいろんな経験をされている方がいらっしゃって、アドバイスしていただいたりしながら準備を進めています。本当にみんな温かくて、この職場が好きなんです。一度退職する形にはなりますが、海外から帰ってきたらまた戻ってきたいです。

海外での経験を経て
アドバンス・ケア・プランニング(以下ACP)※という取り組みを実践していきたいと思っています。
救急では自分の死について全く考えていなかった人が入院されるケースがあります。その際に、治療や療養について話し合いが行われておらず、患者さんの望まない最期を迎えることがあります。特に日本では、死後の話をする事はタブー視されることがあり、話し合われない事もあります。
死生観の異なる海外で経験を積んで、病院に戻ってきたときにACPを広めていきたい。そのためにまずはカンボジアでがんばってきます!

※将来の医療やケアについて本人を主体とし、家族や近しい人、医師やケアチームが繰り返し話し合いを行い、本人の意思による決定を支援するものです。