中央放射線部

マンモグラフィ

乳房撮影検査(マンモグラフィ)とは

乳房のエックス線撮影のことです。乳房の特徴を考慮した専用の装置を使用します。通常、乳房全体が撮影フィルムの中に全て写し出されるように、複数の方向から撮影を行います。触っても判らないような小さな乳がんはもちろん、しこりをつくらない乳がんを白い陰や非常に細かい石灰化の影として写すことができます。

検査にかかる時間

一般的に両乳房の2方向撮影の場合、10~15分程度です。カラダを静止いただく時間は数秒です。詳しく診たい場合、拡大撮影するため検査時間が20~30分程度かかる場合もあります。

検査の注意点

より良い乳房撮影のために上半身の脱衣をお願いする場合があります。また、メガネやネックレスを身体から外して頂く場合や制汗剤やパウダー、汗などをよくふき取っていただく場合があります。

禁忌事項:基本的に禁忌となる方はおりません。妊娠中または妊娠の可能性がある場合は必ず事前にお知らせください。

撮影装置

マンモグラフィトモシンセシス機能を搭載し乳房の断層撮影が可能になりました。またPRIMEテクノロジーにより最大30%の被ばく線量低減を実現したSIEMSNS社製MAMMOMAT Inspirationを導入しています。

マンモグラフィ検診施設画像認定取得
マンモグラフィ検診精度管理中央委員会認定技師 6名

マンモグラフィ

乳房撮影検査 FAQ

Q.乳房検査はどんな検査ですか?

乳房を挟んでエックス線を照射して撮影する検査です。
撮影は基本的に両側の乳房に対して2回ずつ、方向を変えて撮影を行います。

Q.この検査をすると何がわかるのですか?

石灰化像を伴う乳腺の異常(腫瘤・石灰化など)を見つけることが出来ます。
ただし、石灰化がない小さなしこりの乳がんは見つけることができない場合もあります。

Q.着衣のままで検査できますか?

乳房撮影用の検査着があります。
乳腺の場合、低電圧の撮影となるため、着衣のしわなどが写りこんで障害陰影とならないよう、着衣なしで乳房用の検査着に着替えていただきます。
同様の理由で、メガネネックレスを外していただいての撮影となります。
また、制汗剤やパウダーが皮膚についている場合、石灰化像のように写ることがあります。

Q.検査前に食事制限はありますか?

食事や飲料を摂取していただいて大丈夫です。

Q.検査時間はどのくらいかかるのですか?

検査室または脱衣室に入室してから撮影が終わるまでは、15分程度です。
また、カラダの静止と呼吸を止めていただく時間は、数秒です。
また、撮影回数を増やす場合がありますので、検査時間が延びることがあります。

Q.マンモグラフィと超音波検査との違いはありますか?

マンモグラフィは、エックス線を用いて台とブラスチック板に乳房を挟んで撮影する検査です。
超音波検査は、超音波をあてて、その反射波を画像化する検査です。
早期の乳がんは石灰化を伴うことがあります。
この石灰化はマンモグラフィ検査を行うと見つけやすいです。
それに対して超音波検査は、石灰化を見つけることは困難ですが、腫瘤性病変(しこり)を見つけることに優れています。

Q.乳がんはどういう病気ですか?

乳がんとは、乳管や小葉など乳腺を構成する細胞が異常に増殖した状態をいいます。
毎年、約3万人の女性が乳がんに罹患しています。
乳がんの罹患率は30~40歳代から急上昇し、50代前半が最も高いです。

Q.すべての乳がんを発見できるのですか?

すべての乳がんを発見できるわけではありません。
乳房撮影検査(マンモグラフィ)でしかわからない乳がんや超音波検査でないとわからない乳がんもありますが、がんの種類、大きさ、形によって見つけられない事もあります。
しかし、適正な撮影技術や知識を持って、最良な画像を提供することで発見率の向上に努めています。

Q.乳がんになりやすい体質はありますか?

母親や姉妹に乳がんになった人がいる場合は、リスクが少し高くなります。
また、初潮年齢の若い人、閉経年齢の遅い人、子供の数が少ない人、最初の出産年齢が高い人、更年期障害に対してホルモン補充療法を行った人も乳がんのリスクが高まります。
肥満やアルコール過剰摂取も乳がんのリスクに関与していると考えられています。

Q.男性でも乳がんになるのですか?

なる場合があります。
女性の1/100ぐらいの発生率で、乳がん全体の1%は男性の乳がんです。

Q.乳がんの症状は?

症状として、しこり、血性乳汁の分泌、乳房の変形、乳頭陥没、皮膚の変化、乳房近傍のリンパ節の腫れです。
ただし、早期の場合は、無症状のことが多いです。

Q.なぜ乳房を圧迫(挟む)して撮影するのですか?

圧迫することで乳腺と乳腺との重なりが少なくなり、乳腺内の観察が容易となり、病変が見つけやすくなります。
また、乳腺の厚さを薄くすることにより、エックス線の被ばくを低減できます。
圧迫撮影のため、どうしても痛みは伴ってしまいます。可能な限り痛みの少ないように努めています。

Q.ペースメーカーが入っていますが、検査はできますか?

ペースメーカーが入っている乳房の検査は、原則行いません。
ただし、主治医と相談して検査を行う場合はあります。

Q.以前、豊胸術を行ったのですが、検査はできますか?

乳房内にあるシリコンが破れる可能性が生じるため、乳房の検査は、原則行いません。
ただし、主治医と相談して検査を行う場合はあります。

Q.授乳中に撮影はできますか?

授乳時は乳腺が発達していて、乳がんを見つけることが難しいため、原則検査を行いません。

Q.乳房が小さいと検査はできませんか?

乳房の大きさは関係ありません。
カラダの力を抜いていただく事が大切です。

Q.生理前、生理中ですが大丈夫ですか?

生理前の場合、乳腺が張っていて痛みを感じることがあるので、できれば生理後1週間前後での検査をお勧めいたします。

Q.授乳中ですが、乳房に放射線は残らないですか?

エックス線は透り抜けていくものなので、カラダの中に放射線が残ることはありません。

Q.妊娠をしていますが、検査をしてもいいのですか?

検査は被ばくを伴うため、超音波の検査を推奨します。
しかし、どうしても必要と判断される場合は、主治医と相談してお母さんのカラダを優先して検査を行うことがあります。

Q.男性の診療放射線技師も検査されるのですか?

当院では女性の診療放射線技師が、適正な撮影技術や知識を持って撮影していますので安心してください。

Q.検査中は動いてはいけないのですか?

動いているとボケた画像となり、病気を見つける事が難しくなります。
撮影中はなるべく動かないでいただく事が大切です。

Q.検査中に気分が悪くなったらどうしたらいいですか?

検査中に気分が悪くなりましたら、すぐに担当の診療放射線技師に声を掛けてください。

Q.なぜ、追加撮影を行うのですか?

乳房の大きさや形によって追加撮影を行います。
また、より精密な検査を行う場合や乳腺が重なった際にも追加撮影を行う場合があります。

Q.圧迫する時間はどのくらいですか?

圧迫回数によって異なりますが、1回の圧迫時間は数秒程度です。

Q.乳房撮影検査(マンモグラフィ)は何回も受けてもカラダに異常は起こらないのですか?

乳房のみにエックス線を当てるので、カラダヘの影響はほとんどありません。

Q.検査後に注意すべき事はありますか?

食事も含め、特に注意していただくことはありません。

Q.継続的に検査を勧められましたが、どの程度の間隔で検査を行ったらよいのですか?

無症状で前回の検査結果が、精密検査不要と診断された40歳以上の場合、2年に1回程度の検査を推奨します。

Q.被ばくの影響はあるのですか?

診断に用いる放射線はカラダに影響が出ないレベルであります。
尚且つ、使用する放射線量もなるべく低くなるよう検査しておりますので、心配なさらないでください。

Q.前回に比べて痛みを強く感じたのですが、どうしてですか?

月経の周期や体調によって痛みの感じ方に差が生じることがあります。