外科系
リハビリテーション科
"早期のリハビリ実施により
スムーズな社会復帰をめざします"
二次・三次救急医療を行っている当院では、早期より患者さんに必要なリハビリ処方を提供しています。急性期よりリハビリを開始することで患者さんの機能回復、社会復帰あるいは日常生活復帰に向けた治療を行います。
病棟 |
---|
外来 |
中病棟2階 |
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対象疾患 |
整形疾患、脳血管疾患、小児疾患、呼吸器疾患、手術や治療後の安静・不動により力の落ちた方 ほか |
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スタッフ
リハビリテーション科主任医長 兼 副院長 兼 地域医療連携センター長
高津 哲郎-
主な専門領域及び認定医、専門医など
日本リハビリテーション学会認定臨床医
日本整形外科学会運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本リウマチ学会専門医
日本人工関節学会認定医
日本脊椎脊髄病学会指導医医師資格取得年度
平成1年
理学療法士 28名
作業療法士 14名
言語聴覚士 5名
スタッフ取得資格
認定理学療法士(脳血管・呼吸器)
認定作業療法士
心臓リハビリテーション指導士
3学会合同呼吸療法認定士
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
施設基準
脳血管疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
廃用症候群リハビリテーション(Ⅰ)
運動器疾患等リハビリテーション(Ⅰ)
呼吸器疾患リハビリテーション(Ⅰ)
心大血管疾患リハビリテーション(Ⅰ)
がんのリハビリテーション
リハビリテーション科のご案内
東濃、中濃東部地域の基幹病院として二次・三次救急医療を行っている当院では、早期より患者さんに必要なリハビリ処方を提供しています。急性期よりリハビリを開始することで廃用症候群を予防し、患者さんの機能回復、社会復帰あるいは日常生活復帰に向けた治療を行います。
脳卒中および股関節術後の患者さんは、クリニカルパスにそってリハビリを行います。また、退院時に患者さんが在宅復帰、 回復期リハビリへ円滑に移行できるように地域医療連携を積極的に進めています。
理学療法、作業療法、言語療法の専門スタッフが急性期から維持期まで指導を行います。
診療実績(2019年度)
疾患別リハビリテーション実施件数
理学療法(単位:例)
外来 |
入院 |
合計 |
|
---|---|---|---|
総患者数 |
49 |
57001 |
57050 |
脳血管リハビリ |
95 |
10493 |
10588 |
廃用症候群 |
62 |
8746 |
8808 |
運動器Ⅰ |
80 |
10315 |
10395 |
呼吸器リハビリ |
42 |
6077 |
6119 |
心大血管リハビリ |
106 |
12519 |
12625 |
がん患者 |
17 |
8851 |
8868 |
摂食機能 |
– |
– |
– |
作業療法 (単位:例)
外来 |
入院 |
合計 |
|
---|---|---|---|
総患者数 |
1285 |
26795 |
28080 |
脳血管リハビリ |
27 |
9082 |
9109 |
廃用症候群 |
– |
4592 |
4592 |
運動器Ⅰ |
1256 |
2200 |
3456 |
呼吸器リハビリ |
– |
5352 |
5352 |
心大血管リハビリ |
– |
862 |
862 |
がん患者 |
– |
788 |
788 |
摂食機能 |
– |
– |
– |
言語療法 (単位:例)
外来 |
入院 |
合計 |
|
---|---|---|---|
総患者数 |
116 |
10919 |
11035 |
脳血管リハビリ |
116 |
7728 |
7844 |
廃用症候群 |
– |
– |
– |
運動器Ⅰ |
– |
– |
– |
呼吸器リハビリ |
– |
– |
– |
心大血管リハビリ |
– |
– |
– |
がん患者 |
– |
788 |
788 |
摂食機能 |
– |
– |
2576 |
理学療法・作業療法・言語療法 合計 (単位:例)
外来 |
入院 |
合計 |
|
---|---|---|---|
総患者数 |
1450 |
94715 |
96165 |
脳血管リハビリ |
238 |
27303 |
27303 |
廃用症候群 |
62 |
13338 |
13400 |
運動器Ⅰ |
1336 |
12515 |
13851 |
呼吸器リハビリ |
42 |
11429 |
11471 |
心大血管リハビリ |
106 |
13381 |
13487 |
がん患者 |
19 |
14346 |
14365 |
摂食機能 |
– |
– |
2576 |
外来リハビリについて
各診療科において、リハビリが必要とされた場合には外来リハビリを行います。
外来リハビリは予約制となります。

リハビリ室

屋外練習場(1)
理学療法
理学療法(Physical Therapy:PT)とは、病気やケガなどによって身体に障害を受けた方に対して、主として基本的動作能力(座る・立つ・歩く)の回復や維持を行う医療の1つです。その中には、筋力・関節の動き・バランス能力・歩行能力の改善を図る運動療法、日常生活を円滑に行うための指導・訓練を行う日常生活動作訓練などがあります。

運動療法室(1)

運動療法室(2)
当院では、整形疾患、脳血管疾患、小児疾患、呼吸器疾患、手術や治療後の安静・不動により力の落ちた方等を対象に理学療法を実施しています。また、平成22年度からは心臓血管疾患に対して心臓リハビリテーションを実施したり、がん疾患による緩和ケアに介入したりしています。 理学療法スタッフは、患者さんの機能・能力の評価を行い、それを基にプログラムを立案し、個々に適したリハビリを実施しています。
作業療法
作業療法(Occupational Therapy:OT)とは、身体または精神に障害のある者、またはそれが予想される者に対し、その主体的な活動を図るため、諸機能の回復、維持及び開発を促す「作業活動」を用いて治療・指導・援助を行うこと。
【日本作業療法士協会・定義】
ここで言う「作業活動」には、仕事や遊び、日常生活活動など人間が生きるうえで関わるあらゆる活動が含まれています。
作業療法士はこの「作業活動」を手段として用いて、機能の回復・改善や日常生活活動などの獲得を支援する専門家です。

作業療法室

炊事練習用キッチン
当院では、子どもからお年寄りまでの幅広い年齢層の方々に対して作業療法を行っています。手指・上肢機能の改善、精神機能の改善、 日常生活活動の回復、社会生活適応能力の向上を目標として実施しています。また、住宅環境や福祉機器の調整、社会資源の活用などの指導も行っています。
脳卒中などの急性期疾患は、リスク管理に十分配慮しながら入院早期より関わっています。日常生活活動(食事・整容・更衣・排泄・入浴)の自立に向けて、離床期から段階的に動作練習を進めています。
これからも質の高い作業療法を実行できるように努力していきます。
言語聴覚療法
言語聴覚療法(speech-language-hearing Therapy:ST)では、病気やケガ、生まれつきの障害により、音声、言語、摂食または聴覚に問題のある方に対して、言葉やコミュニケーションの訓練や摂食・嚥下(食べる)訓練、助言や指導を行います。

言語療法室(1)

言語療法室(2)
当院では脳卒中や交通事故等で脳のダメージにより起きた、言語障害や高次脳機能障害、小児の言語発達遅滞、発音の障害等の方に対してことばのリハビリだけでなく、その他のコミュニケーション訓練及び指導などを行っています。 また、誤嚥性肺炎などの嚥下障害の方に対し、安心・安全に食事を食べられるよう摂食・嚥下訓練を行っています。