診療科のご案内

形成外科

スタッフ

職名・氏名 医師資格
取得年度
主な専門領域・専門医など
主任医長
大島 希実子
平成16年 日本形成外科学会専門医
日本形成外科学会再建マイクロサージャリ―分野指導医
乳房再建用エキスパンダー/インプラント責任医師
皮膚腫瘍外科分野指導医
日本オンコプラスティックサージャリー学会会員
日本褥瘡学会会員
創傷外科学会会員
医師
纐纈 麻里恵
平成30年 日本形成外科学会会員

はじめに

形成外科は主として、形態、機能回復を通じて生活の質の向上を目的とする外科です。
特定の臓器の病気を対象とするのではなく、全身のあらゆる部位の異常や形態変化を治療対象としています。法律上、形成外科と美容外科は各々独立した科です。当科はどこよりも患者さんに1歩身近な医療を心がけております。また、名古屋大学、岐阜大学形成外科教室の関連病院として、開業医の先生や他の病院の先生との連携をすすめ、地域機関病院としての使命を担ってゆく所存です。当科で治療を受けた方々が、笑顔で社会生活に復帰できる様、われわれも日々研鑽してまいります。

診療内容

①熱傷(やけど)

  • 小範囲のものから入院を要する中等度のものまで(湯たんぽ、お湯などによるやけど)
  • 化学熱傷(薬品によるやけど、特にアルカリに注意)
  • 凍傷(しもやけのひどくなったもの)

②顔面骨骨折および顔面軟部組織損傷

  • 顔面骨骨折(転倒や事故などで眼の周りや鼻などの顔の骨が折れた)
  • 顔面軟部組織損傷(顔の深いきず)

③唇裂・口蓋裂

④手、足の先天異常、外傷

  • 合指症(指がつながっている)
  • 多指症(指の数が多い)
  • 手指外傷、変形(指のけが、指が伸びない曲がらない)

⑤その他の先天異常

  • 耳の奇形(耳が小さい、埋まっている、変形している)
  • 副耳
  • 耳ろう管(孔)
  • 顔面裂などの顔面の変形
  • 臍ヘルニア

⑥母斑、血管腫、良性腫瘍

  • ほくろ:美容目的の場合は保険適応外です
  • 青あざ:太田母斑、異所性蒙古斑など
  • 赤あざ:乳児血管腫(イチゴ状血管腫)
  • 茶あざ:扁平母斑など
  • 粉瘤(アテローマ、脂肪のかたまりといわれているもの)
  • 脂肪腫(皮膚の下にある平らなできもの)

⑦悪性腫瘍およびそれに関連する再建

  • 頭頚部再建(ご飯が食べれる、しゃべれる様作る)
  • 乳房、乳輪、乳頭再建(乳癌後の乳房を作る)

⑧瘢痕、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド

  • みみず腫れ状態のきず

⑨褥瘡、難治性潰瘍

  • 褥瘡(床ずれ)
  • 難治性潰瘍(なかなか治らないきず)

⑩その他

  • 顔面神経麻痺(顔のまひ)
  • 眼瞼下垂症(まぶたのさがり)
  • 毛巣洞(お尻から膿がでる)
  • 陥入爪(巻き爪)
  • 腹壁瘢痕ヘルニア(手術後のお腹のでっぱり)
  • 陥没乳頭
  • リンパ浮腫
  • しみ(自費)

手技について

①植皮

いわゆる皮膚移植です。皮膚の一部を採取し、欠損している部分に移植します。植皮した部分は、色調などが正常部分とやや異なります。
合併症としては、 初期では血腫(血がたまる)・感染・ズレなどがあり、長期では色素沈着、周囲の瘢痕の盛り上り、きずの収縮などがあります。

②皮弁

血の流れがある状態で皮膚・皮下組織などを移植する方法です。皮弁は、豊富な血流があるため創治癒が早く、強度と柔軟性、適合性良好(目立ちにくい)なのが特徴です。しかし、皮弁採取のためにきずを残すことになりますし、場合によっては機能障害を残すことがあります。現在、骨、神経、腱などを組み合わせることができるようになっています。

③マイクロサージャリー

顕微鏡をのぞきながら手術を行ないます。骨、筋肉、皮膚、神経、血管をつけたまま切り離し、移植します。悪性腫瘍を切除した後やケガで骨・筋肉・皮膚が失われた場合、顔面神経麻痺になった場合、乳癌や子宮癌などでリンパ節郭清を行った後、四肢の浮腫が生じた場合などに用います。

④ティシューエキスパンダー(組織拡張器)

ティッシュー・エキスパンダーは、風船を皮膚の下に埋め込み、水を少しずつ入れ風船をふくらまし、皮膚を伸ばします。その伸びた皮膚を修復に利用する方法です。

  • その他形成外科の治療は日々進歩しております。

今後の方針

  1. より高い形態性、機能性、患者満足性を目指した皮弁やマイクロサージャリー手技による再建手術
  2. 糖尿病性皮膚潰瘍をはじめとする難治性潰瘍の治療

関連リンク

①形成全般関連

②再建手術関連

③やけど関連

④レーザー関連