外科系
耳鼻いんこう科
"耳鼻いんこう科の
あらゆる疾患に対応します"
当科は、耳鼻いんこう科に関するすべての領域に対応することを目標にしています。大学病院へ患者さんを紹介する際にはより早く適切な治療を開始できるよう、治療に必要な事前検査を当院で行うことで、待ち時間の短縮を心がけています。
病棟 |
西病棟5階 |
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外来 |
中央診療棟2階 |
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対象疾患 |
真珠腫性中耳炎/耳硬化症/副鼻腔炎/アレルギー性鼻炎/鼻中隔彎曲症/慢性副鼻腔炎/好酸球性副鼻腔炎 ほか |
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スタッフ
耳鼻いんこう科部長
岩田 知之-
認定医、専門医等
耳鼻咽喉科一般
耳鼻咽喉科指導医・専門医
補聴器相談医
めまい相談医
騒音性難聴担当医医師資格取得年度
平成16年
主任医師
東浦 航-
認定医、専門医等
- 日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会専門医
- 耳鼻咽喉科臨床学会会員
医師資格取得年度
- 平成26年
医師
山本 憧
主任医師
東内 和也-
認定医、専門医等
- 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
医師資格取得年度
- 平成29年
外来診療表|耳鼻いんこう科
初診
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
---|---|---|---|---|
岩田 知之 |
東浦 航 |
東内 和也 |
山本 憧 |
耳鼻科医 |
再診
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
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東内 和也 |
山本 憧 |
東浦 航 |
※上田 幸夫 |
岩田 知之 |
診療内容
地域の基幹病院として、耳鼻いんこう科に関するすべての領域について対応できることを目標にしています。
外来診療は当日予約も含めて予約制で、毎日午前は8時30分から2診で診察しています。
第一・第三木曜日の午後15時から補聴器外来を行っています。入院手術は火、金の午前午後と水の午前中に行っています。
病床数は14床です。2015年度の入院患者は延べ416名で悪性腫瘍82名、良性腫瘍35名、急性炎症52名(扁桃周囲膿瘍16名、急性喉頭蓋炎15名など)手術目的は鼻科59名、扁桃46名、耳科26名、喉頭微細手術39名、めまい18名、難聴9名、顔面神経麻痺9名、気道熱傷6名、鼻出血2名、その他10名などでした。外来数は約14000人で一日平均60名程度でした。手術室での手術は320件で鼻科手科77件(副鼻腔炎はほぼ全例内視鏡手術で、両側同時に行った場合は2件としてあります)、耳科15件(鼓室形成10件、鼓膜形成5件、)、鼓膜Tubing29件、扁桃61件、良性腫瘍33件(耳下腺腫瘍23件、顎下腺腫瘍5件、その他5件など)悪性腫瘍8件(形成外科による皮弁形成1件、頸部郭清術併施7件)、喉頭微細術39件、気管切開術34件(ICUを含む)、その他24件を行いました。
真珠腫性中耳炎については、病状などにより全身麻酔あるいは局所麻酔で、段階手術としています。
アレルギー性鼻炎では外来にてレーザーやバイポーラによる下鼻甲介粘膜焼灼術を日帰りで行っています。
近年は嚥下改善手術、誤嚥防止手術を多く行っています。またデュピクセントという注射での治療を行っています。(好酸球性副鼻腔炎の方が主に対象となります)
特殊医療機器
CT、MRI、PET/CT、CO2レーザー、NovalisTX、リニアック、手術用顕微鏡、副鼻腔内視鏡手術機器、オージオメーター、 チンパのグラム、ABR、アプノモニター、補聴器適合検査機器、電子内視鏡、耳鼻いんこう科電子カルテ支援システム、赤外線CCDカメラ付き眼振鏡、OAEなど
紹介記事
当院で治療している重要な疾患である頭部悪性腫瘍は、まず、患者さん本人や家族に正しい病状を説明して理解していただき、その上で手術、放射線治療、化学療法を組み合わせた就学的治療を行っています。また、セカンドオピニオンも積極的に勧めています。最近15年間では、431例の治療を行い、喉頭がん114例(5年生存率79.3%)上顎がん36例(47.1%)上咽頭がん26例(45%)中咽頭がん24例(50%)下咽頭頚部食道がん35例(26.7%)舌口腔がん26例(58.8%)唾液腺がん14例(54.5%)などです。唾液腺腫瘍は126例で112例は良性腫瘍でした。
食道発声教室
毎週木曜日(第1から第4まで)午後1時から3時まで、名古屋名声会の多治見教室として喉頭摘出を受けた患者さんの為に食道発声の訓練を行っています。 手術によって声帯を失った患者さんたちが第二の音声を獲得する為に頑張っています。
言語聴覚士(ST)による嚥下障害や音声障害の評価とリハビリも行っています。
小児の音声機能障害、高齢者の脳血管障害などによる嚥下障害について4名のSTがリハビリを行っています。
また、地域の基幹病院としてより高度で安定した医療を提供する事を目指し、例えば慢性疾患や花粉症のような疾患の処置や治療については、登録していただいた各診療所との連携を図り、分担して治療に当たり、出来るだけ多くの患者さんに適した治療を有効に行える事を目指しています。
最近6年間の手術件数(単位:件)
-
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
鼓室形成術
11
14
14
15
12
10
鼓膜形成術
1
8
6
2
2
5
鼓膜チュービング
21
22
23
39
39
29
顔面神経減価術
1
0
1
2
0
1
内視鏡下副鼻腔手術
35
66
48
59
89
67
その他鼻手術
17
19
20
12
28
10
扁桃手術
69
77
85
84
51
61
喉頭微細手術
22
23
19
19
32
39
耳下腺腫瘍
14
8
16
16
21
23
顎下腺腫瘍
10
4
3
3
5
5
頸部リンパ節生検
13
18
18
14
17
16
喉頭全摘術
1
4
2
4
4
3
咽頭がん手術
2
5
3
1
2
1
上顎がん手術
4
5
2
0
0
1
頸部郭清
5
10
12
6
7
7
形成外科的手術
3
6
6
4
3
1
気管切開術
47
39
36
26
34
34
先天性耳䝤瘻孔
–
–
–
6
6
5
頚嚢胞
–
–
–
4
4
2
その他
11
17
17
8
8
12
合計
287
345
331
324
368
320