令和6年度 岐阜県立多治見病院 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
  4. 転倒・転落発生率
  5. 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率
  6. 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
  7. d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率
  8. 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合
  9. 身体的拘束の実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1080 219 251 508 580 998 1693 3592 2404 388
当院は、東濃可児地域の基幹病院として急性期医療を担うため多くの診療科を充実させ、住民、地域医療機関のニーズに応えて参ります。また、将来起こりうる災害に対応するため、電源施設の防御設備や、井水浄化設備を設置しました。住民の高齢化、就業人口の減少、社会保険制度の変革等様々な変化に“強い”県立多治見病院を目指してまいります。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 471 2.02 2.57 0.00 69.92
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 144 7.69 8.88 2.08 75.29
060035xx04xx0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病なし 93 2.19 3.73 0.00 69.08
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 56 7.16 7.45 0.00 74.38
06007xxx9910xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 43 2.79 4.08 0.00 70.86
当科は岐阜県東濃地方の中核病院として、多数例の急性・慢性消化器疾患および消化器がんの診断と治療に取り組んでいます。消化器疾患のなかには外科的手術が必要になることもあるため、外科とは常に綿密な連携を取りながら診療にあたっています。
また、当院では内視鏡機器・技術を積極的に導入し、低侵襲で安全な治療を提供できるよう心がけています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050070xx03x0xx 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2なし 271 4.04 4.47 0.00 70.61
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 207 3.95 4.18 0.00 72.34
050050xx9920xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 156 2.36 3.27 0.64 72.86
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 94 17.48 17.33 9.57 83.57
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 70 8.97 9.59 1.43 79.39
循環器内科では、主に心血管病の診断と治療を担当しています。薬物療法などの内科治療の他に、冠動脈・不整脈・四肢血管などに対するカテーテル治療や心臓植え込み型デバイス治療を行っています。特に、急性心筋梗塞や急性心不全などの緊急疾患に対しては24時間体制で迅速に対応しています。重症心不全の患者さんには、循環補助装置(ECMO、IMPELLAなど)を用いて対応しています。外科手術が必要な患者さんには、心臓外科・血管外科と緊密に連携し対応しています。岐阜県東濃地域の基幹病院として、安全で質の高い医療を提供できるように努めています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9902xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 37 4.22 7.83 0.00 67.00
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 34 2.12 7.38 0.00 77.24
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 29 11.03 19.53 0.00 57.69
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 26 10.04 13.75 0.00 76.35
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 22 5.86 11.35 4.55 66.64
当院の腎臓内科では、慢性腎炎・急性腎障害・慢性腎臓病の診療、電解質異常の診療、腎不全患者さんへの腎代替療法(血液透析・腹膜透析・腎移植希望患者さんの他施設への紹介)などの腎疾患全般の診療を行っています。
また、東濃医療圏を中心に、維持透析患者さんで他科の疾患の検査・治療目的で当院入院が必要となった方の入院中の透析管理を行っています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99xbxx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2Bあり 61 11.87 12.23 0.00 70.69
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群 手術あり 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 59 11.00 18.57 0.00 77.56
130010xx99x9xx 急性白血病 手術なし 手術・処置等29あり 50 9.84 12.45 0.00 67.60
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群 手術なし 手術・処置等24あり 42 8.45 9.72 0.00 75.64
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 21 23.38 21.02 0.00 73.48
血液内科は専門性が高く、またグループ医療が必須であるため、地域毎に限られた病院に重点的に医師が配置される傾向にあります。
そのため大きな総合病院でも常勤医がいない病院が多く存在します。
当院は東濃地区の中核病院として位置づけられており、中でも当科では、多治見市のみならず、可児市、土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市、愛知県北部、長野県南部など、非常に広範囲にわたる地域から患者さんが訪れています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 226 2.10 3.03 0.00 72.00
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病あり 95 6.16 13.08 0.00 74.48
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 45 14.40 13.41 4.44 76.36
040110xxxx00xx 間質性肺炎 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 38 18.55 18.68 0.00 77.08
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 37 8.86 8.16 0.00 72.86
当院呼吸器内科では、肺がん診療を始め、COPD、間質性肺炎、肺抗酸菌感染症(結核、非結核性抗酸菌症)、重症の慢性呼吸不全など、通常の内科診療では対応が難しい症例を中心に、東濃全域~中濃東部地域(約50万人)よりご紹介いただき、診療しております。
内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 61 12.74 13.77 3.28 63.51
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2なし 28 10.07 10.46 0.00 60.93
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり - - 12.60 - -
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし - - 20.78 - -
0400802499x0xx 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2なし - - 16.40 - -
1型、2型糖尿病の診断・治療、およびミトコンドリア異常症など様々なタイプの糖尿病の診断・治療を行っています。
特に、患者教育においては1〜2週間の教育入院プログラムを取り入れ、コメディカル・スタッフと定期的に症例検討会を行って密な連携をとりながら、患者さん一人ひとりに則した生活指導を実践しています。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xx99x41x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病あり 50 18.18 29.66 54.00 80.56
010060xx99x40x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 48 12.19 16.86 31.25 71.88
010060xx99x21x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病あり 24 17.50 30.25 54.17 80.96
010060xx99x20x 脳梗塞 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 18 13.17 16.94 27.78 77.22
010080xx99x0x1 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2なし15歳以上 14 17.00 15.94 14.29 54.86
脳血管障害の急性期治療からパーキンソン病などの慢性変性疾患の治療やリハビリ、頭痛、めまいなど幅広い神経疾患を診療対象としています。入院診療の中心は脳血管障害の急性期治療とリハビリです。脳塞栓症の適応症例には超急性期の血栓溶解療法を行っています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1あり 106 1.00 2.10 0.00 5.22
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 79 4.73 6.22 1.27 1.04
100380xxxxxxxx 体液量減少症 51 3.55 10.26 0.00 4.59
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 50 3.54 6.98 0.00 3.44
0400801199x0xx 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 40 4.38 5.61 0.00 5.08
当科は岐阜県東濃地方の基幹施設として他の病院や診療所の先生方と連携し、チーム医療の確立と医療レベルの向上に努めております。お子さまの心身の健康と疾病の克服のお役に立ちたいと願っています。
新生児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 141 4.51 6.11 0.71 0.00
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2なし 63 13.49 11.83 1.59 0.00
140010x199x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等21あり 46 10.96 10.60 0.00 0.00
140010x299x1xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等21あり 19 22.74 23.19 5.26 0.00
140010x199x3xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等23あり 10 14.60 16.59 10.00 0.00
重症呼吸障害に対するNO吸入療法も対応可能です。当科で対応困難な一部の疾患(新生児外科疾患、心疾患や 重症仮死で脳低温療法が必要な場合)については高次施設と連携をとることにより、充実した診療体制を整えています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 119 4.02 4.54 0.00 69.40
060035xx0100xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 53 13.68 14.81 0.00 72.04
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 39 5.38 5.99 0.00 60.90
060335xx0200xx 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 35 6.03 7.05 0.00 64.14
060020xx02xxxx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 32 19.22 18.48 0.00 71.13
外科・消化器外科では、消化器・乳腺・甲状腺・呼吸器における多様な疾患に対して手術療法を行っています。 疾患は良性疾患と悪性腫瘍(がん)に大別されますが、それぞれに対して適切な治療方法を選択しています。
近年ではロボットを使用した内視鏡手術が拡がってきています。手ぶれがなく、多関節機能により、精緻で安全性の高い手術が可能になりました。当院でも2024年からロボット支援下内視鏡手術を導入しています。
乳腺甲状腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 72 8.21 9.77 0.00 65.15
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 14 5.71 5.50 0.00 64.50
090010xx97x4xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等24あり - - 7.23 - -
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし - - 9.75 - -
130070xx99x0xx 白血球疾患(その他) 手術なし 手術・処置等2なし - - 9.43 - -
乳癌治療が、症例の大部分を占めています。地域の医療機関からの紹介や検診結果での受診が多く、手術や抗がん剤治療、放射線治療等の高度専門的治療を多数行っています。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050080xx0101xx 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 20 16.40 20.84 0.00 73.15
050163xx03x0xx 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2なし 18 4.00 10.18 0.00 76.39
050050xx0111xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 心室瘤切除術(梗塞切除を含む。) 単独のもの等 手術・処置等11,2あり 手術・処置等21あり - - 26.24 - -
050161xx9900xx 大動脈解離 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 16.32 - -
050161xx01x1xx 大動脈解離 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等21あり - - 29.35 - -
狭心症や弁膜症、不整脈症例等に対する高度技術を要する心臓手術や、緊急を要する外傷や大動脈解離等の手術にも対応しています。
創が小さく術後の痛みが少ない内視鏡を用いた手術、大動脈弁や僧房弁を修理する弁形成術も行っております。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx02x0xx 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2なし 92 8.88 9.82 0.00 69.75
160450xx99x10x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2あり 定義副傷病なし - - 10.79 - -
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 縦隔悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし - - 8.41 - -
040030xx97xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 手術あり - - 8.44 - -
160450xx99x11x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2あり 定義副傷病あり - - 19.93 - -
自然気胸の手術は、ほぼ全例内視鏡下に行っています。
また全身麻酔の困難な低肺機能の気胸に対して、局所麻酔下に内視鏡手術を行うこともあります。
縦隔腫瘍に対して、腫瘍の大きさや位置、浸潤の有無によって、内視鏡手術か通常開胸手術を選択しています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx02xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 128 28.59 25.29 56.25 82.30
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 62 21.42 18.76 8.06 69.24
160760xx01xxxx 前腕の骨折 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等 56 3.84 5.95 7.14 67.46
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 44 20.20 21.38 0.00 72.59
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 33 14.70 15.41 6.06 72.76
高齢化社会に伴い、橈骨遠位端骨折(手首の骨折)、脊椎圧迫骨折(せぼねの骨折)、大腿骨近位部骨折(脚の付け根の骨折)は増加傾向です。
当院で早期手術・早期リハビリを行った後は、回復期リハビリテーション病院や老人保健施設等へ転院して頂き、更なるリハビリを行った後に自宅へ退院・かかりつけ医に至る、切れ目のない地域完結型の治療計画となっています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 34 2.15 2.74 0.00 70.12
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術あり 手術・処置等1なし 21 2.71 4.65 0.00 43.29
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり - - 3.08 - -
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり - - 5.63 - -
070071xx97xxxx 骨髄炎(上肢以外) 手術あり - - 33.46 - -
眼瞼下垂、顔面外傷(含む骨折)に対する治療が、上位を占めています。そのほか、瘢痕の修正や皮膚腫瘍の切除、熱傷等の治療も多数行っています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010040x199x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10以上) 手術なし 手術・処置等2なし 40 21.23 22.21 62.50 72.58
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 26 10.23 7.99 15.38 62.50
010050xx02x00x 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 19 11.47 11.90 26.32 79.53
010030xx02x0xx 未破裂脳動脈瘤 脳血管内手術 手術・処置等2なし 13 6.00 8.63 0.00 73.15
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 13 20.15 9.83 38.46 70.92
脳神経外科全般にわたって総合的に診療しています。東濃地区の要となる救急救命センターがあり、集中治療室、手術室とも連携して脳卒中(脳出血、くも膜下出血、脳梗塞)や頭部外傷などの救急の患者さんに対し24時間対応可能な体制をとっています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 90 2.01 2.49 0.00 77.91
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし - - 5.47 - -
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし - - 2.74 - -
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 5.58 - -
020370xx99x0xx 視神経の疾患 手術なし 手術・処置等2なし - - 10.06 - -
通常の白内障手術を多数行っています。また、当院では外来手術も行っていますが、この集計には含まれておりません。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 21 2.05 6.92 0.00 81.95
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 13 10.23 12.98 0.00 74.46
080190xxxxxxxx 脱毛症 12 3.00 3.29 0.00 46.67
080006xx97x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) その他の手術あり 手術・処置等2なし - - 9.28 - -
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 - - 9.33 - -
湿疹、接触皮膚炎(かぶれ)、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、薬疹、尋常性乾癬、脱毛症、尋常性白斑(しろなまず)の他、尋常性瘡(にきび)、伝染性膿痂疹(とびひ)などの細菌感染症、尋常性疣贅(いぼ)、帯状疱疹、水痘などのウイルス感染症、足白癬、爪白癬、たむしなどの真菌感染症や天疱瘡、類天疱瘡などの自己免疫疾患などを診ています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx02xxxx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術+術中血管等描出撮影加算 113 5.27 6.75 0.00 75.39
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 84 9.06 11.11 0.00 70.95
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 79 4.96 5.16 1.27 66.44
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 39 7.82 7.77 5.13 75.51
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 36 10.14 10.12 0.00 68.89
取り扱う病気の種類には、主に前立腺がん、膀胱がん、腎細胞がん、精巣腫瘍、陰茎腫瘍といった悪性腫瘍、前立腺肥大症、尿路結石、膀胱炎、尿道炎、腎盂腎炎、頻尿、尿失禁、性感染症(クラミジア、尖形コンジローム、淋菌感染症、性器ヘルペス)、神経因性膀胱などの良性疾患があります。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 91 5.64 5.88 0.00 44.38
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 68 8.03 9.40 0.00 33.25
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 59 5.76 5.97 0.00 49.36
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 53 6.58 9.84 0.00 58.09
12002xxx02xxxx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 50 2.02 2.92 0.00 44.18
産科においては、合併症等を持つハイリスク妊娠や分娩を中心に、24時間当直体制で診療を行っています。子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症等の良性婦人科疾患の治療においては、内視鏡による手術を主に行っています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 72 7.69 7.35 0.00 17.89
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 59 5.66 5.84 0.00 56.63
030320xxxxxxxx 鼻中隔弯曲症 18 5.67 5.63 0.00 45.17
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 14 5.86 6.68 0.00 61.93
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 13 5.77 5.63 0.00 50.23
小児に対する扁桃疾患、小児や成人への慢性副鼻腔疾患や扁桃の炎症疾患症例が多く、地域の医療機関からの紹介で手術も多数行っています。そのほかに、喉頭癌や咽頭癌等の悪性腫瘍に対して、手術や抗がん剤 放射線治療など高度な医療を多く行っています。また、外傷や入院を要する扁桃炎、咽喉頭炎、喉頭蓋炎、 めまい等幅広い診療を行っています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 20 9 11 20 115 3 1 6,8
大腸癌 37 61 42 60 247 24 1 6,8
乳癌 17 17 5 5 57 1 1 7,8
肺癌 89 20 111 158 80 35 1 6,8
肝癌 1 2 2 0 47 4 1 6,8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
Stageは、治療を行う前の検査(内視鏡検査や画像診断等)で分類されたものです。不明にあたるものは、検査入院時の○○癌(疑い)病名やデータ登録時には結果がまだ出ていなかったものになります。データ集計対象の期間中に複数回入院があった場合、複数回カウントされています。
肺癌については、半分以上がステージ4で根治が望めない状況です。どの癌も早期発見の努力を続ける必要があります。
当院は地域がん診療連携拠点病院として、癌の診断・治療に精力を注いでいます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 48 14.94 69.02
重症 41 21.46 80.90
超重症 - - -
不明 - - -
成人の市中肺炎(病院や施設内で感染した以外のもの)の集計です。成人市中肺炎診療ガイドライン(日本呼吸器学会)による重症度分類を使用しています。細菌による肺炎が対象で、インフルエンザなどウィルスによるもの・誤嚥性肺炎・合併症で肺炎以外に分類されたケースは対象外です。重症度が上がるほど平均年齢が高くなっており、高齢の患者さんほど重症化しやすいことがわかります。また当院は癌治療や難病の患者さんが多く、軽症であっても重症化を危惧し入院となるケースも多いです。
※患者数が10未満の場合は、「‐」で表示しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 187 17.62 76.99 41.00
その他 13 20.46 62.77 2.50
脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示したものです。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 575 0.10 1.13 0.00 70.11
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 74 1.97 10.72 4.05 76.01
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 70 0.76 9.86 2.86 78.49
K654 内視鏡的消化管止血術 60 0.90 11.23 8.33 73.23
K721-4 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 59 1.10 4.68 0.00 69.59
消化器疾患に対する低侵襲治療を幅広く行っています。また当院では、内視鏡をはじめとして最新の機器・技術を積極的に導入し、低侵襲かつ安全な治療を提供できるよう心がけています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 232 0.82 2.26 0.00 71.21
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 156 2.15 2.13 0.00 71.90
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 81 0.95 4.62 1.23 75.81
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 64 0.06 17.59 6.25 69.36
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術 その他のもの 42 0.60 2.48 0.00 66.38
狭心症や急性心筋梗塞に対する経皮的に冠動脈へステントを留置する手術や、下肢の血管塞栓に対し経皮的に血管を拡張する手術が多いです。
また、不整脈に対する経皮的な心筋焼灼術やペースメーカー植え込み術など高度な手術も多数行っています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 47 2.36 5.30 6.38 73.23
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 22 1.68 6.95 22.73 79.68
K608-3 内シャント血栓除去術 - - - - -
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 - - - - -
人工透析を実施するために必要な、シャントを作成する手術が上位を占めています。また、シャントトラブルへの対応にも力を入れています。そのほかにも、腹膜透析のためのカテーテル留置術も行っています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 102 0.98 2.03 0.00 70.18
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 79 1.18 3.80 0.00 62.85
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 49 2.18 11.78 0.00 72.24
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 28 0.57 3.82 0.00 72.21
K655-23 腹腔鏡下胃切除術 悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 24 2.00 13.63 0.00 70.58
腹腔鏡を使用した胆嚢摘出術、緊急の外傷に対する手術、胃癌・食道癌・大腸癌・膵臓癌・肝臓癌・胆道癌・食道癌に対する腹腔鏡や開腹による手術を多数行っています。消化器内科から入院中に転科して外科で手術をする症例も多く、その場合外科で行った手術が集計上消化器内科でカウントされるため、実際の手術数より少なく表示されています。
2024年からロボット支援下内視鏡手術を導入しています。
乳腺甲状腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 49 1.02 5.96 0.00 64.29
K4765 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの 19 1.00 6.63 0.00 65.79
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 14 1.00 3.71 0.00 64.50
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 - - - - -
K4764 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。)) - - - - -
乳癌に対する手術が、大部分を占めています。癌の進行度によって、乳房温存手術も行っています。
そのほかに、甲状腺の悪性腫瘍やバセドウ病に対する手術も多数行っています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5522 冠動脈、大動脈バイパス移植術 2吻合以上のもの 17 4.65 14.76 0.00 67.29
K5551 弁置換術 1弁のもの 15 3.20 16.60 6.67 75.40
K5612ロ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 10 0.90 1.30 0.00 78.40
K5612イ ステントグラフト内挿術 1以外の場合 胸部大動脈 - - - - -
K6154 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)その他のもの - - - - -
狭心症や不整脈、弁膜症に対する手術を多数行っています。
そのほかに、胸部の大動脈瘤破裂や急性心筋梗塞による心破裂などの緊急を要する手術にも対応しています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 45 1.13 7.73 0.00 67.69
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 20 1.00 4.90 0.00 75.80
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 18 1.00 7.17 0.00 66.06
K5143 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの - - - - -
K5132 胸腔鏡下肺切除術 部分切除 - - - - -
肺癌は、平均して術後10日ほどで退院しています。
気胸は、術後4~6日で退院しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 109 1.00 19.32 6.42 70.48
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 103 1.53 9.42 14.56 63.18
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 101 0.65 20.42 38.61 78.01
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 53 4.64 25.94 67.92 81.34
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 38 0.00 1.42 0.00 52.39
高齢者の増加に伴い、転倒による骨折に対する手術が増えています。そのほかに、外傷による骨折や腱断裂 変形性股関節症・膝関節症に対する人工関節置換術や脊柱管狭窄症への脊椎手術、椎間板ヘルニアに対する椎間板手術など多数行っています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 35 0.26 11.14 37.14 77.23
K1781 脳血管内手術 1箇所 17 0.18 21.06 29.41 70.35
K178-4 経皮的脳血栓回収術 17 0.00 25.76 64.71 79.24
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの) 脳内のもの 10 1.30 37.90 60.00 63.50
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 10 0.90 6.40 10.00 77.60
高齢者の慢性硬膜下血腫に対する穿頭術、緊急を要する脳動脈瘤破裂や未破裂脳動脈瘤に対するクリッピング術、脳腫瘍の摘出手術 内頚動脈狭窄症に対する内膜剥離術など高度な技術を要する手術を多数行っています。
そのほかに、頭部外傷や水頭症、脳出血に対する緊急手術にも対応しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 90 0.00 1.01 0.00 77.91
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの - - - - -
K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 - - - - -
K2172 眼瞼内反症手術 皮膚切開法 - - - - -
- - - - - - -
上記のほかに、当院では外来でも白内障手術や硝子体手術を多数行っていますが この集計には含まれておりません。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 162 1.18 3.51 1.23 77.60
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 84 1.05 7.01 0.00 70.95
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 82 1.05 3.26 1.22 66.74
K8411 経尿道的前立腺手術 電解質溶液利用のもの 38 1.03 4.92 2.63 75.53
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 21 1.57 8.62 0.00 74.76
膀胱悪性腫瘍に対しては、身体への負担が少ない経尿道的手術を主に行っています。膀胱結石に対しても、経尿道的破砕術を行っています。
婦人科・外科・消化器内科疾患による尿管狭窄に対して、尿管ステント留置術および経皮的腎瘻造設術を行っています。
2024年5月から手術支援ロボットDavinciが導入されました。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 128 10.43 5.96 0.78 33.68
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 107 1.01 4.04 0.00 48.79
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 90 6.53 6.12 0.00 34.32
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 66 1.02 3.80 0.00 48.02
K867 子宮頸部(腟部)切除術 51 0.00 1.02 0.00 44.39
産科では、切迫早産などの緊急出産や高リスクの分娩に対して帝王切開術を行っています。子宮外妊娠に対しての、緊急手術も多く行っています。また、地域の医療機関からの紹介による緊急出産や分娩後の緊急手術にも対応しています。
婦人科では、子宮筋腫や卵巣嚢腫などの良性腫瘍に侵襲の少ない腹腔鏡手術を多く行っています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 25 0.08 2.52 0.00 81.76
K013-21 全層植皮術 25c㎡未満 - - - - -
K0031 皮膚、皮下、粘膜下血管腫摘出術(露出部) 長径3cm未満 - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2cm以上4cm未満 - - - - -
K0133 分層植皮術 100c㎡以上200c㎡未満 - - - - -
皮膚の悪性腫瘍や良性腫瘍摘出術や、皮膚の植皮術等幅広く治療を行っています。悪性黒色腫など、より専門的な治療が必要な場合は大学病院や専門的施設と連携し治療を行います。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 46 1.04 3.67 0.00 56.07
K370 アデノイド切除術 42 1.00 5.52 0.00 6.48
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 29 1.00 6.10 0.00 31.93
K347 鼻中隔矯正術 18 1.00 3.67 0.00 45.17
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術) 13 1.00 3.85 0.00 47.15
小児に対する扁桃摘出術や、慢性副鼻腔炎に対する内視鏡手術が多くなっています。そのほかにも、喉頭癌・咽頭癌・耳下腺癌などの悪性腫瘍摘出術も多く行っいます。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 4 0.03
異なる 12 0.10
180010 敗血症 同一 27 0.23
異なる 24 0.20
180035 その他の真菌感染症 同一 4 0.03
異なる 2 0.02
180040 手術・処置等の合併症 同一 55 0.47
異なる 6 0.05
播種性血管内凝固とは、全身性の重篤な疾患で様々な大きな処置や高額な薬剤など医療資源を大量に投入します。
敗血症とは、感染症等によっておこる全身性炎症反応の重症な病態です。こちらも、大きな医療資源を投入します。
真菌感染症とは、真菌(かび)による感染症です
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1729 1661 96.07%
肺血栓塞栓症等は下肢や腹部にできた血の塊(血栓)が肺に行く血管(肺動脈)に詰まる病気です。予防には血液凝固を抑える薬剤を使用したり、弾性ストッキングなどを利用することがあります。リスクの程度が一定以上ある手術の時に、予防対策がなされた割合を表します。
中リスク以上の手術の前後で対策が行われている率であり、対策に積極的に取り組んでいる病院は率が高くなります。
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
3751 3061 81.60%
血液培養は1セットのみの場合による偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
632 578 91.46%
近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌(以下、耐性菌)が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チーム(AST)を組織するなど、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。
転倒・転落発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生した転倒・転落件数
(分子)
転倒・転落発生率
137,035 312 2.28‰
転倒・転落発生率は、集計期間中における延入院患者数の中で、転倒・転落が発生した件数を1,000人あたりの比率で示しています。
転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
もしくは入院患者延べ数(分母)
退院患者に発生したインシデント
影響度分類レベル3b以上の
転倒・転落の発生件数(分子)
転倒転落によるインシデント影響度
分類レベル3b以上の発生率
137,035 17 0.12‰
転倒・転落発生率は、集計期間中における延入院患者数の中で、レベル3b以上の転倒・転落が発生した件数を1,000人あたりの比率で示しています。
レベル3bとは転倒・転落により、新たな治療や処置が必要となった状態をいいます。
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率ファイルをダウンロード
全身麻酔手術で、
予防的抗菌薬投与が実施された
手術件数(分母)
分母のうち、手術開始前
1時間以内に予防的抗菌薬が
投与開始された手術件数(分子)
手術開始前1時間以内の
予防的抗菌薬投与率
1,851 1,850 99.95%
手術部位感染(SSI)を予防する対策の一つとして、手術前後の抗菌薬投与があり、手術執刀開始の1時間以内に適切な抗菌薬を静注射することでSSIを予防し、入院期間などの延長を押さえることができる。
d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和もしくは
除外条件に該当する患者を除いた
入院患者延べ数(分母)
褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上
の褥瘡)の発生患者数(分子)
d2(真皮までの損傷)以上の
褥瘡発生率
135,258 359 0.27%
褥瘡予防対策は、提供されるべき医療の重要な項目であり、栄養管理、ケアの質評価にかかわる。また患者さんのQOL(生活の質)の低下により、在院日数の長期化や医療費の増大につながる。
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合ファイルをダウンロード
65歳以上の退院患者数
(分母)
分母のうち、入院後48時間以内に
栄養アセスメントが実施された
患者数(分子)
65歳以上の患者の入院早期の
栄養アセスメント実施割合
7,109 5,808 81.7%
65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合は、高齢患者の医療の質を評価する上で非常に重要な指標となります。
身体的拘束の実施率ファイルをダウンロード
退院患者の在院日数の総和
(分母)
分母のうち、身体的拘束日数の総和
(分子)
身体的拘束の実施率
137,035 23,214 16.9%
身体的拘束は、制限の程度が強く、また、二次的な身体的障害が生じる可能性もあるため、代替方法が見出されるまでのやむを得ない処置として行われる行動の制限であり、できる限り早期に他の方法に切り替えるよう努めなければならない。
更新履歴
令和7年9月
機能評価係数Ⅱの保険診療指数における病院情報の公表