臨床工学部

近年の医療の高度化や専門分化などを背景として、さまざまな新しい医療機器が医療現場で使用されています。 臨床工学技士とは、このような医療現場において、単に医学的知識のみならず工学的な資質を有した専門技術者です。

当院臨床工学部は平成24年度より発足し、現在臨床工学技士14名が在籍しております。主な業務内容は医療機器の安全確保を目的とした医療機器保守管理業務、人工心肺、人工呼吸療法、血液浄化療法、心臓カテーテル治療関連業務、内視鏡関連業務、不整脈関連業務といった臨床技術提供業務を行なっています。

業務内容

医療機器保守管理業務

病院内で使用する医療機器を、一括管理し効率的に運用すると共に、医療機器の安全確保のために、日常点検、定期点検等を行っています。また、医療機器にトラブルが生じたときは専門の知識を習得した臨床工学技士が迅速に対応しています。臨床工学部は安全で信頼できる医療機器を常に提供できるように努めております。

1.医療機器の運用

院内全域で使用する医療機器(人工呼吸器、患者監視装置、輸液ポンプ、シリンジポンプ、パルスオキシメータ、超音波ネブライザ、低圧持続吸引器、除細動器 等)を必要に応じて病棟や外来へ貸出します。使用後返却された医療機器は点検・整備を必ず実施し、安全性を確認した上で貸出しを行っています。

2.医療機器の点検・整備

臨床工学部で貸出ししている医療機器は、すべて作動点検、定期点検(精度・性能検査)を行い、患者さんの安全性の確保に留意しています。各種点検マニュアルを作成し作業者による点検精度のぶれの軽減に取り組んでいます。

3.手術室・救命救急センター等の機器管理

手術室や救命救急センターでは、生命維持管理装置をはじめ多種多様な医療機器が使用されています。それらの医療機器が正常な状態を維持し、かつ院内感染の媒体とならないよう、適切な保守管理を行ない、質と安全性の高い医療を患者さんに提供するように努めています。

臨床技術提供業務

生命維持管理装置(人工心肺、人工呼吸器、血液浄化装置等)の操作および保守管理を行い医療が安全かつ円滑に進むよう努めています。

1.人工心肺、各種補助循環業務

心臓外科領域の手術時に、一時的に心臓を停止させ、心臓と肺の機能を代行して生命を維持する人工心肺装置の操作および循環管理を行なっています。また、各種補助循環装置の操作および各機器の保守管理も行なっています。

2.人工呼吸療法業務

患者さんの呼吸を代行または補助する機器が人工呼吸器です。臨床工学部は院内すべての人工呼吸器の日常点検・定期点検を行うとともに、毎日、使用中の人工呼吸器の点検及び使用状況の確認を行っています。

3.血液浄化療法業務

手血液中より病因物質を物理的、科学的または生物学的方法にて除去する方法が血液浄化法です。臨床工学部は血液浄化法の準備、施行中の管理などの臨床技術提供やこれらの装置を安全に使用できるよう保守管理を行ない、医師や看護師と連携して安全な血液浄化療法を提供しています。

業務の様子

  • ペースメーカー業務

    ●ペースメーカー業務

  • 医療機器管理業務

    ●医療機器管理業務

  • 医療機器貸出室

    ●医療機器貸出室

  • 人工心肺業務

    ●人工心肺業務

  • 呼吸療法関連業務

    ●呼吸療法関連業務

  • 心臓カテーテル治療関連業務

    ●心臓カテーテル治療関連業務